香水の起源、フレグランスの歴史を振り返りましょう!③


前回、前々回では、メソポタミア古代エジプト古代ギリシア等について取り上げてきました。今回はイスラム世界にみる香りの歴史をまとめて行きます!

 

薔薇水(ローズウォーター)は中東で開発され、量産化されていった!

ローズウォーったーは現在でも、世界中で化粧品として、飲料用として、そして宗教儀式に用いられていますが、その歴史はかなり古いです。

香料原料として、花の栽培はサーサーン朝ペルシア(226年-651年)で行われる様になっていたようなので、この辺りから、花が生活に取り入れられていた事を察する事ができます。さらに、現在でも高級な香料になっているダマスクローズも現在のイランが起源と言われています。より香り高い薔薇の品種を作ろうという拘りは、恐らく薔薇を利用する事で収入を見込める基盤があったからなのでしょうね。

この様に、現在の中東地域では古くから、薔薇が身近なものだったと推測できます。

 

中世イスラム世界では、錬金術の研究が盛んで、その研究に用いられていた水蒸気蒸留器は薔薇にも使われていたようです。薔薇水は、イスラム世界の研究者達によって、開発され、そして、大量生産技術が磨かれていきました。イスラーム世界が生み出した最高の知識人と呼ばれるイブン・スィーナーは、その第一人者として名前が挙げられております。